素組みから一歩先に!合わせ目消しに挑戦1
(11/20訂正)
パーツを組み合した時にできるつなぎ目。これを消す「合わせ目消し」ですが、自分は苦手にしてます。なので、ビルドバーニングの合わせ目消しをする前に復習することに。
合わせ目消しは必須じゃない
最近のキットは合わせ目が目立たないようにデザインされてますからね。メンドクサイ作業ですし、自分が気にならないならする必要はないと思ってます。
塗装しないのに「しなくちゃいけない」なんて思い込みで合わせ目を消すと↓のようになることも・・・
だいぶ前に作ったものですが、塗装なしで合わせ目消そうとして失敗、接着剤の成分で回りが変色しちゃってます。恥ずかしすぎる!未塗装で合わせ目消そうとしてこうなった経験ないですか?後述しますが対策はあります。
逆に塗装派の人にとって合わせ目消しは難しくないはずです。私のように初歩的な失敗さえしなければ(笑)
プラセメントと瞬間接着剤
合わせ目消しに使うものは大きく分けて2つ。プラセメントと瞬間接着剤です。
左の2つがプラセメントでプラを溶かして『溶接』するタイプの接着剤。
特徴は衝撃に強いこと、合わせ目消しが終わるのが3日~10日ほどかかること。
気長に待つか他のキットを触るしかないですね。
右の3つが瞬間接着剤で、合わせ目の『隙間を埋める』のに使います。
作業が早い反面、衝撃にもろいです。
塗装する中級者以上の方はこっちが多いかと思います。
一番右も瞬着ですが、ちょっと特殊?なので近日中にレビューします。
どっちの場合もメリットデメリットがありますが、とりあえず練習していきます。
まずがプラセメントタイプから。
プラセメントで合わせ目消し
いきなり写真がブレてますが気にしない。合わせ目になる部分に接着剤をたっぷり塗っていきます。両方のパーツに2回ずつ塗ればいいかな。そして、1分~2分ほど待ってから張り合わせます。私は今回、ここを失念していました。そしてしっかりと輪ゴムやクリップで固定します。そして3日以上放置!
プラセメントは前述のとおり『溶接』なので、塗った部分を溶かしてくっつけます。しっかり塗り、ちゃんと待ってから張り合わせたら溶けたプラがはみ出します。
ちょこっとだけ張り合わせた部分が盛り上がってます。これが通称『ムニュ』です。本当はもっと盛り上がるんですが、これは待ち時間が短すぎたため、ちょっと失敗です。
流し込みタイプのプラセメントは流動性が高いです。パーツを張り合わして合わせ目に置くように流して、後は同じようにしっかり固定します。
ここから3日以上待ってからムニュを削り成形するのですが、しっかり乾燥させてからでないと後から合わせ目が出てしまいます。これを『ヒケ』と言って、完全乾燥した時に接着部分がヘコむことを言います。
未塗装派はリモネン流し込み(だと上手くいきませんでした)
未塗装で合わせ目を消す場合はプラセメントのリモネンの流し込みタイプを使ってください。これなら変色することはほとんどないと思います。今月末にクレオスからリモネンのペンタイプが発売されるので購入してレビュー予定です。
合わせ目消しにクレオスのリモネンタイプを使ったのですが、上手く消すことができませんでした。くっつきはするのですがムニュが全くでませんでした。自分のやり方が悪いのか分かりませんが、誤った情報を流したことをお詫びします。
変色の原因はプラセメントに含まれる合成樹脂らしいです。成形色のまま合わせ目消しをするなら、溶剤100%の流し込み接着剤なら大丈夫とのことで近く検証してみます。
今日はここまで。ハウツー本や解説してくださってるサイトも山のようにありますし、今さらな内容でした。ただ、意外と書かれてない『未塗装合わせ目消しはリモネン流し込み』これは大事です。
質問・ツッコミ・アドバイスお待ちしていますm(_ _)m