【ライナーソー】スジ堀りツールの話3 【ライナーチズル】

今回もスジ掘りツール、雲母堂の「ライナーソー」「ライナーチズル」を紹介したいと思います。
写真は「0.08ｍｍライナーチズルB型」になります。

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順に紹介していきます。ちなみに雲母堂さんは「きららどう」と読みますので覚えておきましょう！

まずどういう商品かというと、ライナーソー、チズル共通で1枚の刃を２枚の補強板で挟み、デザインナイフに取り付けるツールです。刃は錆るらしいので消耗品と捉えるべきかも。一応、商品には同じ刃が２枚入ってます。価格は各850~950円ぐらい。

ライナーソーはA・B・C型、チズルはA・B型と形の違うものがあります。それぞれの形は後述します。刃の太さ（スジ掘りの太さ）は0.05、0.08、0.1、0.15があり、ラインナップは豊富ですね。また、0.2mmのライナーソーA・B型とチズルのA・B型が１枚ずつ入ったセットもあります。

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ライナーソー

刃がノコ状の所謂エッチングノコと思ってもらってけっこうです。A型は直線の刃、B型はA型が膨らんだアーチ状の刃、C型はA型よりも刃が長いといった感じ。写真を見てもらった方が早いですね^^;　どれがいいかは…好みかな？(笑)

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ライナーソーの利点はフリーハンドでも直線がよれにくいことでしょうか。刃の上部先端は引き切り、刃の腹部分だと押し切りがやりやすいようです。またノコ状なので、パテの上でもスジ彫りがやりやすいです。（タガネなどではパテの上をスジ彫りすると欠けてしまいやすいです。）

また、公式にライナーソーの加工について書いていたので抜粋。

下ろしたてのノコ刃は、エッチング加工の特性としてエッジ部が全て切り立った状態になっていて、このまま使うとプラ地に喰い込んで引っ掛かってしまい、スムーズなスジ彫り作業がやり難い状態にあります。
組付けたらまず#1000前後のペーパーでノコ刃の切刃部分全体を軽く撫でるようにして、尖り過ぎの角を全部丸めてしまう。こうする事で滑らかにコントロール出来るようになります。

ライナーチズル

平ノミ形状なのでBMCタガネのように引き切りに適してます。B型はA型より先端が鋭角なので、狭いとこにも使いやすいです。ライナーソーで先彫りしてチズルで仕上げるのがいいのかな？
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スジ彫りの出来上がりに関して不満はなく、BMCタガネと比べても遜色ない仕上がりです。どっちを取るかは気に入った方を…としか言えないです。
自分がこれに手を出したのはBMCタガネの0.075がお高い上に売り切れで手に入らなかったから。0.08なら肉眼では違いがないですし、安いのでお試しにといった感じでしたが、今では重宝してます。

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デザインナイフに装着して使うものですが、自分はこの「アモグリップ」というものに付けて使ってます。これも雲母堂さんのものですが、なかなか使いやすいですよ！