【続々・スーパーアシレックス】 ヤスリのお話5
またも『スーパーアシレックス』の紹介記事です。しつこいですね、すみません。
今回が最後です。以前チラッとお話しした、面出し向きに加工するやり方を紹介します。
アシレックスって何?って方は、まずはこちらの記事を読んでみてくださいね。
今回は、アシレックスに付いてるマジックテープ部分を剥がします。マジックテープ部の深みがなくなるため、より面出しに向くはずです。
用意するもの
・IPA(車の水抜き剤)
・100均のタッパー
・ゴム手袋
IPAってなに?
私も以前コメントで教えていただくまで知らなかったのですが、イソプロピルアルコールのことで、車の水抜き剤です。これに塗装済みのプラを漬ければ、プラにダメージをほとんど与えずに塗料を落とすこともできます。しかも繰り返し使用OK!
ホームセンターで200mlで130円ほどでした。成分を確認してイソプロピルアルコール99%のものを用意してください。ディーゼル車用などは違うものが混ざっていると思います。
気化しやすく可燃性なので、火の気がないところで使用してください。また、肌に触れると腫れたりするそうなので、ゴム手袋を使用してください。
IPAでマジックテープを剥がす
実際にやっていきます。まずタッパーにIPAを全部入れて、続いてアシレックスを沈めます。
この状態で2~5分ほど待ちます。あまり長く漬け込むと、布に着いてる研磨剤まで落ちてしまうかもしれないので注意です。
写真じゃ分かり辛いかもしれませんが、つまんで引っ張るとマジックテープが剥がれます。剥がした側は糊がついてるのか粘着力があります。
粘着面を下にして、クッキングシートに乗せました。テープの台紙や剥離紙があればなお良しです。溶剤を乾かして、皺をのばしながらクリアファイルに。保存はこんな感じでやってみました。
完全に乾いた後は、雑に扱わなければ剥がれないけど、剥がそうと思えばすぐ剥がれるちょうどいい粘着力になりました。大きさを合わせてカット、そのままタイラーに貼りつけました。アシレックスの性能も合わせて、奇跡的な使い勝手です!
もうひとつのやり方として、アバウトに大きさをあわせたプラ版に粘着面をそのまま貼りつけました。最初はまるまってあまりくっつきませんが、乾いてくると粘着力も復活します。
貼りつけたプラ板をそのまま使いやすい大きさにカットしました。こちらの利点は使えなくなった縁部分を、プラ板ごと切って再生できることでしょうか。カットが面倒だけど、こちらの使い勝手も良好です。
また、使い終わった3Mのスポンジヤスリに貼りつけてみましたが、こちらも良好でした。さすがに伸縮するスポンジにはあまりくっつかなかったので、瞬着をつかいましたけどね。
今回も長くなってしまいました。アシレックスについては一通り紹介が終わったかな。なかなかお目にかかることがありませんが、機会があれば是非お試しください!
質問・ツッコミ・アドバイスお待ちしていますm(_ _)m